2016/09/13

脳卒中(脳損傷)の急性期で治療を始める前にまず読んでおいてください!






今回は、脳卒中急性期のリハビリテーション治療を上手く進めるためのポイントとなる内容を掲載します。

基本的なことなので、ベテランの方は読まなくても良い内容かと思いますが、これが意外に頭に入ってない人も多いかと思います。

予後予測を立てたり、リスク管理をしたり、治療プログラムを適切に計画するために意外に役立つかもしれません・・・

これをパッと聞いて不安な方は読んでみてくださいね。



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2016/09/07

脳出血 簡単な出血量の算出方法






脳出血 簡単な出血量の算出方法



■目次


 ▶脳出血の出血量を計算するメリット
 ▶血腫量の計算方法
 ▶血腫量を日本脳卒中の外科研究会のCT分類と合わせて重症度を表現する
 ▶参考資料
 ▶脳画像を見るためのおすすめ書籍



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2016/09/06

脳損傷後の運動麻痺の回復メカニズム ステージ理論








■目次


 ▶なぜ運動麻痺の回復メカニズムを知っておく必要があるか
 ▶運動麻痺の回復メカニズムを示唆する論文
 ▶1st stage recovery
 ▶2nd stage recovery
 ▶3rd stage recovery
 ▶まとめ
 ▶参考資料



なぜ運動麻痺の回復メカニズムを知っておく必要があるか


脳損傷後の運動麻痺の回復メカニズムを理解することは、これを治療する私たちにとって非常に重要な武器になります。

なぜなら、脳損傷後の残存した神経系がどのような過程を得て再び構築されるかを知ることにより、神経系の再組織化を効果的に促すことができる治療を選択できるからです。

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メカニズムを示唆する論文


運動麻痺の回復メカニズムは以下の論文が既に有名になっていますのでご紹介します。

運動麻痺回復のステージ理論 論文

この論文は、脳卒中発症から数日の時点から6ヶ月間、患者に経頭蓋磁気刺激を用いて皮質脊髄路の完全性 と 皮質内興奮性 を計測し、以下の評価項目の変化を経時的に調べて運動麻痺の回復メカニズムを検討したものです。

運動麻痺回復のステージ理論 測定項目

結果は、「脳卒中後、最初の3週間は日々のパフォーマンスの変化は生理学的計測値とは無関係であり、同期間の皮質脊髄路の完全性の平均値は手の機能とよく相関した。しかし、この相関は3ヶ月を超えると弱くなった。対照的に、皮質内興奮性の測定値のほとんどは急性期には相関しなかったが、3ヶ月を超えると強く相関した。したがって、急性期では患者のパフォーマンスは皮質脊髄路出力の損傷によって制約を受け、3ヶ月からのパフォーマンスの向上は残存した皮質脊髄路を最大限に効率化し、いかに残存した皮質間のネットワークを再編成するかに依存するのかもしれないと考えられた。皮質内の脱抑制はこれらのネットワークへのアクセスを促進し回復を助長すると思われた。」とのことでした。

この論文の結果のみでは少し分かりにくいかと思いますが、運動麻痺の回復メカニズムは1st stage recovery、2nd stage recovery、3rd stage recoveryの大きく3つの段階に分けられるということです。

誰もがご存知の相澤病院の原先生は、この3つのステージを以下のように分かり易くまとめられており、非常に分かり易いので参考にしていただければと思います。

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