2018/05/19

BS-POP:慢性腰痛患者の精神医学的問題の有無を判断する簡易質問票(使用法・カットオフ値)




今回は腰痛治療に少し役立つ評価方法のお話です。

明らかな器質的異常が認められない非特異的腰痛では、その80%に抑うつ状態が認められるといわれており、系統的レビューでは一ヶ月以上の治療で効果が得られない場合には画像検査の他に精神心理的因子の関与についても再評価すべきと示されています。
 
そのような精神医学的問題を有する場合、臨床ではよくBS-POPという質問用紙評価を行います。
今回はBS-POPの簡単な使い方とカットオフ値を掲載しましたのでご参考までに♪
 
 

 

■目次


 ▶BS-POPとは
 ▶評価方法
 ▶結果の解釈




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BS-POPとは


BS-POPとは、整形外科における精神医学的問題に対する簡易質問票(Brief Scale for Psychiatric Probrem in Orthopaedic Patients)のことです。名前の通りですね。笑


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評価方法


BS-POPは治療者に対する質問が8項目、患者に対する質問が10項目あります。
両者ともに各質問項目は1〜3点で評価をします。
合計点は治療者用で最低8点〜最大24点、患者用で最低10点〜30点となります。

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結果の解釈


BS-POPは点数が高いほど精神医学的問題を有する可能性が高くなります。
このカットオフ値は医療者用のみで11点以上、または医療者用で10点以上かつ患者用で15点以上です。

BS-POPは心理的因子の関与が深い患者の特徴について評価することができるだけでなく、痛みに対する心理状態や全般的な健康状態、患者の性格や人格異常の有無、痛み関連の精神疾患の有無も簡便に評価ができます。
また、患者や家族に対して心理学的因子へのアプローチの必要性を客観的に提示できるデータとしても利用できることができたり、再評価して比較することでその状態変化や治療効果の検証も行うことができます。


質問用紙票で評価の手間はかからないため、腰痛治療の際にその他の評価と併用しても良いですね。


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以上で今日は終わりです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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