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2018/08/22

骨粗鬆症リエゾンサービスの費用対効果






毎週水はh.matsumotoさんの臨床に生かす論文レビーの掲載です。


短い記事ですが、なかなか目を通すことが大変な英文レビューのポイントを掲載していただいておりますので、非常に参考になるところが多いと思います。

すぐに読める記事ですので読んでみてみていただき、気になった論文は是非自分でも読んでみてくださいね!




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記事作成者:h.matsumoto





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骨粗鬆症リエゾンサービスの費用対効果についてのレビュー論文。


骨折した患者および骨折リスクの高い患者を”見つけ出し””骨折リスク評価”をし、その結果から”適切な介入を行う”骨粗鬆症リエゾンサービスは1993年、スコットランドのGlasgowの教育病院で始められ、欧州各国に普及していったのが始まりです。


現在では各国、各施設や地域で独自のサービスが展開しており、その費用対効果(リエゾンサービスを受けた場合と受けなかった場合の骨折治療にかかる費用)に関する日本を含む23件の調査をまとめています。


骨粗鬆症リエゾンサービスのコスト/QALYは1QALYあたり約3000~12万USDという結果でした。
(コスト/QALYとは、簡単にいうと1年間健康で過ごせるためのコスト


アメリカでは、このコスト/QALYが10万ドル以下が費用対効果に優れていると言われているので、骨粗鬆症リエゾンサービスは費用対効果が悪くないと言えます。 




骨折の治療といえば・・


ROMの改善

・筋力の向上

・歩行訓練

・機能障害に応じたPT



など....という考えが主流かと思います。




その点、日本はかなり遅れています


いくら機能レベルを改善させても次の骨折が起こればQOLがさらに下がり、医療費もかかります。
(転倒しなくても骨粗鬆症であれば再骨折は生じます。さらには一度骨折した人の再骨折リスクは3倍以上)


リエゾンサービスの一環としてPTも”骨”に目を向けたマネージメントを行った上で、合わせて機能的な治療を行うことが再骨折予防、その患者さんの医療費削減のために必要でしょう。


”適切で””無駄のない”介入を心がけたいものです。
PubMedで記事を読む







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