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2018/08/29

高齢者の行動変容には個別指導が重要?






毎週水はh.matsumotoさんの臨床に生かす論文レビーの掲載です。


短い記事ですが、なかなか目を通すことが大変な英文レビューのポイントを掲載していただいておりますので、非常に参考になるところが多いと思います。

すぐに読める記事ですので読んでみてみていただき、気になった論文は是非自分でも読んでみてくださいね!




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記事作成者:h.matsumoto





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NCBI.NLM.NIH.GOV
Education and exercise program improves osteoporosis knowledge and changes calcium and vitamin D dietary intake in community dwelling elderly. - PubMed - NCBI
BMC Public Health. 2017 Dec 19;17(1):966. doi: 10.1186/s12889-017-4966-4.




一般住民199名に対して骨粗鬆症や転倒に対する知識の教育、個別の運動指導を行った3ヶ月後に骨粗鬆症に対する知識、転倒に対する自己効力感やビタミンD摂取状況が変化するかを検討した研究。


当然、3ヶ月後に有意にそれらは改善したのですが、対象者の平均年齢が76歳、なおかつ小学校までしか出ていない人が80%を超えている方々でしたので意味のある結果と言えるかと思います。


この研究ではコントロール群がないものの、それぞれの教育歴に合わせた個別指導を行ったところが凄いところですね。



地域の高齢者に対しての健康に関する講演会は多く開催されていますが、どれだけの高齢者が聴講後に保健行動に移るのでしょう。


「いい話を聞けてよかった。でどうすればいいんだっけ?」

といったところでは。。



高齢者が十分に内容を理解し、行動に移すのは非常に難しいと思います。


行動変容の段階として無関心期、関心期、準備期、実行期、維持期の5段階があり、この行動変容を上位へ移行させることが保健行動開始への意欲を高めることにつながります。


SchwarzerによるHealth Action Process Approachでは以下の3つが行動意図を高める要因として挙げられています。

①自己効力感を高める(自分にもやればできること=コーチング的関わり)

②リスクの認知(行動しなかった場合のデメリットの伝達)

③結果への期待(行動した場合のメリットの伝達)




これらの要素を含めた教育指導を実施することで、行動変容段階が変化し保健行動に移るきっかけになるのかもしれません。

個別指導は理学療法士の強みですので、この点に気を配りながら患者教育・指導を行いたいですね。
PubMedで記事を読む









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