FC2ブログ
2018/09/05

転倒骨折予防には筋力・筋肉量upか姿勢コントロール能力upか!?






毎週水はh.matsumotoさんの臨床に生かす論文レビーの掲載です。


短い記事ですが、なかなか目を通すことが大変な英文レビューのポイントを掲載していただいておりますので、非常に参考になるところが多いと思います。

すぐに読める記事ですので読んでみてみていただき、気になった論文は是非自分でも読んでみてくださいね!




スポンサードリンク



記事作成者:h.matsumoto





fc2blog_20180905102925ab0.jpg





Osteoporosis International (IF:3.856)からの最新論文(抄録のみしか読めていませんが、、)です。骨量低下した閉経後女性において姿勢コントロール能力と筋力の関連性をみたものです。

骨量低下と診断された神経系に問題のない63名の女性に対して、整地および不整地での姿勢コントロール課題(閉眼と開眼での片足立ち:おそらく重心動揺計使用)と筋力パラメーター(下肢筋肉量、伸展筋力、ジャンプ能力等)との関連をみています。 

結果、開眼時では整地、不整地共に筋力パラメーターと姿勢コントロール能力は関連したのですが、閉眼片足立ち時の姿勢コントロールは筋力パラメーターと関連しなかったという結果でした。

著者らは、姿勢コントロール能力には筋力や筋肉量よりも神経ー筋連関の働きが重要であり、転倒による骨折予防のために姿勢制御トレーニングを行うべきと結論づけています。

大事なことは、実は骨粗鬆症状態よりも手前の骨減少期に骨折が多く発生していることです。比較的身体機能が保たれているその時にこそ、骨量維持のための運動療法の開始は重要と言えますね。ただ、転倒したときに骨折しないためには皮下組織の厚さなども関連しますので、”筋肉量upよりバランス運動”と結論づけるのはよくないように思います。

多種多様な運動プログラムを行なったほうが転倒も減りますし、腰椎の骨量増加にはエビデンスがあります。

*Osteoporosis Internationalにこのようなタイプの研究も掲載されるのだと驚きがあります。。。
PubMedで論文を読む






関連記事

スポンサードリンク