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2018/09/27

足に適した履物の選び方〜臨床における足長とつま先の形の評価と実際〜





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記事作成者:D.bessho



理学療法士&フットケアトレーナーのD.besshoです。

前回に引き続き臨床での履物の評価について投稿させていただきます。
⇒(前回投稿記事)臨床で靴に注目することの重要性 靴の各パーツの機能とよくある患者さんの勘違い


前回の投稿の中で良い履物の条件としてサイズが合った履物であることを挙げさせていただきました。




皆さんに質問ですが、


担当されているクライアントが履かれている靴




サイズは合ってますか?

足のサイズは何センチですか?





はっきりと答えるのが難しいかもしれません。


クライアントは本人か家族の方が履物を選定されて持参されるケースが多いと思いますが、歩行練習等始める際に履物のサイズについても検討していただくことで歩行のトラブル(履物が大きすぎることによるつま先の引っ掛かりや、踏ん張りにくさ、あるいはサイズが小さすぎることによる足趾の疼痛等)防ぐことができるかもしれません。


今回の投稿は少しでもその一助になればと思います。





■目次



 ▶1、フットゲージを使用した足長の評価とない場合の計測方法
 ▶2、足長を用いて適切な靴を選ぶ際の注意点
 ▶3、足長の評価に加えてつま先の形状の評価も重要
 ▶4、臨床で道具がなくても誰でもいつでも簡単にできる適切な靴を選ぶための足の評価方法
 ▶5、参考資料



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1、フットゲージを使用した足長の評価とない場合の計測方法



まず、足のサイズに足の長さ(足長)ウィズ(足の太さ)があります。


今回は足の長さ(以下、足長)についてお話しします。


記事の前半は普段僕も使っている正確な評価方法について、後半は簡易的に足長と靴の適合を見る方法をご紹介しています。簡単なところだけを知りたい方は後半(ページの1番下の方)をご覧ください。







足長とは、以下の図のように踵骨中央から第2趾を結んだ直線の長さを言います。

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僕は臨床では足長をフットゲージを使用して計測しています。

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フットゲージは足と靴の健康協議会というところで販売されていますが、ネットで探してみても安価で使えるものがたくさん出ています。







踵骨中央から第2趾までを結んだ線の平行先を結んだ長さをフットゲージで測ると簡単に足長を測定できます

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注意点としては、第2趾がポイントで図のように斜めに測ると正しい値ではありません

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フットゲージがない場合は、以下の図のように壁からメジャーを伸ばして、第2趾の部分に箱か何かを当てて距離を測る方法もあるかと思います。

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このような方法で足長を数字で出して、靴のサイズと適合するかどうか評価してみてください。


目次にもどる

 



2、足長を用いて適切な靴を選ぶ際の注意点


靴を選ぶときに足長を用いる場合、注意しなければならない点があります。


靴には捨て寸と言うものが存在していて、以下の図のように24.5センチを表されている靴でも中敷を測ると実際の靴の長さは25.5センチになっていることがわかります。

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足にあった適切な靴を選ぶためには、足長だけでなく靴の中敷きの長さも計測して評価していくことが大切です。

文献によって様々な見解がありますが、足長よりも靴の中敷の長さが0.5から1センチ大きい状態が概ねその方の足に適合するサイズだと言われています。


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3、足長の評価に加えてつま先の形状の評価も重要


上記に掲載した方法で足長を図っていると、第2趾が長い人と第1趾が長い人がいることに気がつくと思います。

人のつま先の形は大まかに以下の三種類に分類できます。

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エジプト型⇨第1趾が1番長い
ギリシャ型⇨第2趾が1番長い
方形型⇨第1趾と第2趾の長さが同じ





このつま先の形がどれに当てはまるかを評価することも大切で、それぞれに合う靴先(トゥ)の形が決まっています。


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エジプト型⇨オブリークトゥ…靴先の第1趾の部分が長くなっている
ギリシャ型⇨ラウンドトゥ…靴先の第2趾の部分が長くなっている
方形型⇨ボックストゥ…靴先が四角い形



足長を計測する際には、できるだけつま先の形やクライアントが履かれている靴先も評価しておくと良いかもしれません。



なぜこれをやっていた方が良いかというと...


例えば、足がエジプト型なのにラウンドトゥだと第1趾が外反方向に矯正される形になり、外反母趾のような足趾の変形につながる場合などもあったりします。



このように足長だけではなく、つま先の形もしっかりと評価することで、クライアントの足にあった適切な靴を選ぶことができます。






上記の評価方法は時間がかかりますが、足に適切な靴を選ぶ上で有用な評価方法です。


しかし、

もっと簡単に臨床で評価できる方法があったらいいのに・・・

なんて思われる方のために、もっと簡便な方法をご紹介します!




道具がなくとも、どこでも誰でも即座にできる方法なので実際にやってみてください。


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4、臨床で道具がなくても誰でもいつでも簡単にできる適切な靴を選ぶための足の評価方法


足長の評価は、図のように中敷きを外してその上にクライアントの足を乗せてもらう方法が非常に簡単です。

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中敷きの踵の部分に踵を合わせてつま先をみてみましょう。

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足長は0.5から1センチ程度であれば大まかに適合していると言えますが、図のような状況であれば靴が大き過ぎです。


この評価方法は、クライアントに説明する際にも視覚的にも分かりやすく説明ができて使いやすいですよね。


あとは、上記で説明したつま先の形の3つのパターンを覚えておけば適切な靴が選択できます。





なお、上記の図で挙げた具体例の場合では、足長に比べて中敷が大きすぎますのでもっと小さい靴を選ぶ必要があります。

ただし、この場合に注意しなくてはならないことがあります!

このような場合にいきなりピッタリサイズの靴を履くと、その靴を履いたクライアントはキツさを感じることが多いと思います。


僕の場合は、極端に靴のサイズを変えてしまわずに、次回靴の購入をする際に0.5センチ小さくすることをおすすめしており、少しずつ適性のサイズに近づけていくと上手く足にあった靴を生活の中で使っていただけるように移行しやすい印象があります。


最も大切なのは、クライアントに説明して同意を得たり、理解して実際に使っていただくことだと思いますので、その辺りは十分に配慮して適切なアドバイスを行なっていきましょう。




本日は以上で終わりです。



今回は履物の評価で足長について投稿させていただきました。

中敷きが外せれる場合には最後に行った簡易的な評価だけでも日々の臨床に取り入れてみてはいかがでしょうか。




そしてクライアントの足や靴を見るのも大切ですがまずはご自身の足と靴も見ていただければと思います。


次回は履物の幅と足の幅について投稿予定です。




最後までお読みいただきありがとうございました!



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5、参考資料


理学療法士のための足と靴のみかた [ 坂口顕 ]

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