FC2ブログ
2018/10/12

円背の度合いは外傷の伴う転倒予測できるか?





IMG_2196 3

IMG_2196 2






毎週水はh.matsumotoさんの臨床に生かす論文レビーの掲載です。


短い記事ですが、なかなか目を通すことが大変な英文レビューのポイントを掲載していただいておりますので、非常に参考になるところが多いと思います。

すぐに読める記事ですので読んでみてみていただき、気になった論文は是非自分でも読んでみてくださいね!




スポンサードリンク



記事作成者:h.matsumoto





fc2blog_20181012140945795.jpg






Kyphosis and incident falls among community-dwelling older adults.
Osteoporos Int. 2018 Jan;29(1):163-169.





円背は高齢者によく見られます。

脊柱変形によって呼吸機能や運動機能のが低下することから死亡率や予後不良に関与すると言われています。

この研究では4種類の円背評価を行い、どのスケールがその後の外傷を伴う転倒発生を予測するかを調査しています。



65歳以上72名(77.8歳、女性52名、男性20名)高齢者がこの前向き研究に参加しました。

立位ではフレキシブルルーラーを脊柱に当てる円背指数とDebrunner kyphometerによる円背角度を計測を実施。

背臥位では床から頭部の高さを1.7cmのブロックを用いて計測する方法とコブ角を計測しています。


その後、対象者に毎月メールかハガキを送り、1年間の転倒発生の追跡調査を行いました。




結果は1年間で64%の参加者が転倒し、35%が外傷を伴う転倒を起こしました。

多変量解析ではTUGの結果で調整したとしても、ブロック法が強く外傷を伴う転倒と関連しました。

著者らはブロック法はクリニック等で用いられれば、簡便で有益な転倒リスク判別となると考察しています。



転倒は立位で起きるため、立位でのアライメントが重要と思いますが、背臥位での評価が重度な転倒を予測したのは意外ですね。

欧米人は胸椎前湾が多いですし、アジア人は腰椎後弯が多いので、人種差もありそうですね。
PubMedで見る




↓takeメッセージ↓
円背治療については以前の記事でも問題点と治療法が丁寧に掲載されているのでリスクが高い方に対してはこちらを参考に治療を進めてみてください。
姿勢・アライメントの評価と治療②:補足)円背と頭部前方変位(上位交差症候群)






関連記事

スポンサードリンク