2017/02/12

脳画像をみるための参考資料まとめ






最近、職場やネットを見た方から脳画像ってどういう風にみれば良いの?っというご質問が多いので参考資料をまとめておきます。

最初に一言いっておきますが、ちょっと勉強したぐらいじゃ簡単にみれるわけないです。

参考資料をご紹介する前に、簡単にですが必ず押させておきたいチャックポイントだけ記述しておきますね。



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脳画像をみる上で理解しなくてはならない必要最低限の知識は以下の通り。
>脳の構造物の位置
>脳血管の支配領域
>CTやMRIのスライス
>画像の経時的変化

加えて、以下を理解して臨床から拾い、何度も脳画像と照らし合わせることです。
>損傷領域と出現しやすい症候
>神経回路の理解
>神経学的所見の評価法の習熟:意識レベル、麻痺や反射、脳神経検査、高次脳機能評価など


頭を撮影している画像が何をどのようにみるためのものなのかを把握し、どこが損傷したらどのような症候が出現するのか、またそれが出ていることを実際に確認できるといったことが最低限必要ですね。
後は、臨床でこれを何度も繰り返して経験を積むことが重要です。


僕も年間100名程度は脳卒中患者さんの治療に携わり、これを何度も行っています。
ネットの情報をみただけだと、なかなか欲しい情報が得られないことが多いですし、それ自体が有益な情報かどうかが判別しにくいので、これまでに何冊も本を購入して勉強と臨床での実践を繰り返しています。


いまだにわからないことが多いですが・・


今回紹介する本は、何冊かしかアップしていませんが、脳画像をみる上ではかなり参考になる書籍ばかりです。


簡単なものから何度も見返さないとなかなか頭に入らない本もありますが、脳画像をみれるようになりたいと思っている方にはかなり力になってくれる本だと思いますので、ご参考までに。

ちなみに、脳画像をみるためだけに解説されている本ではありません。脳画像をみるために必要なことが書いてある本をご紹介するというところにご注意ください。




★病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経

初心者~中級者向け。脳神経の解剖、疾患の病態・生理や医学的管理や内服治療など、広く浅く掲載されています。しかし、浅いといっても内容は十分。脳神経疾患に携わる看護師や療法士は必ず持っている、もしくは見た事があるというぐらい有名で万能な著書。




★脳卒中ビジュアルテキスト

初心者向け。フルカラーで図が多く、内容も読み易い。広く浅くといった感じではあるが、必要最低限のことが掲載されていると思います。個人的には、最初に掲載されているスライス毎の構造物と脳血管の支配領域の図があったことが素敵だと思います。




★神経局在診断―その解剖,生理,臨床

中級者~上級者向け。文章が多く、脳のことを全く知らない人には結構難しい本です。しかし、かなり細かいところまで脳解剖や生理が書かれており、参考になるところばっかりです。ただ、僕はこの本を大学生の時に担任に勧められて買ってみて頑張って読めたので、学生でも根気があれば読めると思います。
また、改訂版になってから図が綺麗になってわかりやすさも格段にアップしました。この脳画像のみかたの本というよりは解剖、生理の本と考えていただいた方が良いです。改訂版で画像が増えてからは脳画像のみかたに関しても非常に役立ちます。




★高次脳機能障害学

初心者~中級者向け。名前の通り高次脳機能障害のことに関して書かれています。高次脳機能障害というと分かりにくい本が多い印象かと思いますが、これはスラスラ読めますね。脳画像のスライスに関する項があり、責任病巣に関してもちゃんと書いてあります。また、高次脳機能障害の評価法や対応も書かれているので参考になりますよ。




★脳の機能解剖と画像診断

上級者向け。本当に画像オンリーのことが書いてあるといっても良いのではないでしょうか。実際のCT、MRIと対応させて脳の構造物が細かく掲載されています。水平面だけではなく、前額面、矢状面の画像もちゃん細かく掲載されています。血管の支配領域も脳幹部まで細かく掲載されていたりと、とにかく細かいところまで手が届く感じで僕は結構好きです。
これが逆に分かりにくい人もいると思いますが・・




★CT・MRI画像解剖ポケットアトラス(1)第4版 頭部・頚部

初心者~上級者向け。脳画像のみかたの本というよりは、脳画像のカンペですね。臨床で脳画像をみていて、これってなんだったけ?と思うときにかなり重宝します。今回紹介する本は、全てA4サイズ以上ですが、これはポケットに入っていつでも見られる本です。




★脳画像からみた脳梗塞と神経心理学

中級者~上級者向け。脳梗塞に限定されて掲載されており、内容は全体的にみて濃い。上記で紹介した高次脳機能障害学と似ているところはあるが、こちらの方が医者目線が強くマニアックな印象。頻回に症例の実際の画像がでてくるので症例報告などが好きな人はこちらの方が読み易いかもしれません。





色々と掲載しましたが、気になるものはありましたでしょうか?

上記に紹介した本は、一冊の本だけもかなりの情報を与えてくれるものですが、それだけでどうにかなるなんてことはありません
っというか、上記に限らずそんな本は今のところ見たことがありません。感覚的にですが、最低2~3冊の良質な本が必要じゃないかな~と個人的には思っています。

僕が持っているのはその程度ではありませんが・・笑 
いくら投資したかもわからないぐらい使っていますね。

今回は、沢山アップせず、どれも必須と言いたいぐらいの厳選したものだけ載せました。
本は合う合わないがあるので、記事を見ている方に合う本が紹介できていたらいいなっと思っています。






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