2018/01/15

「ありがとう」の一言は人の存在価値を高める





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こんばんは!
普段は急性期の総合病院で理学療法士として働いているtakeです。 

今回はいつもの専門知識とは違った内容の記事です。





今日の仕事中、僕は患者さんとのやりとりの中でふと大事なことに気がつかされました。

本当に大事なことだったので、みなさんとシェアさせていただきたくこの内容について書かせていただきます。




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僕は10年以上病院で働いています。
今日はいつも通りの仕事をしていました。




とある80歳代の患者さんの部屋でのリハビリが終わり、その部屋を出ようとしたときに患者さんが一言。





患者さん「先生、忘れ物していますよ


僕「あっ、大事なものを忘れていましたね。これがないと他の患者さんの治療ができませんね。〇〇さんのおかげで助かりました!ありがとうございます!」






患者さん「・・・・・(涙)」


僕「え!?どうしたんですか?!?






いつもの治療風景で自分としては全く違和感がなかったので僕はかなり驚きました。

しかし、理由はこの後すぐにわかりました。









患者さん「ありがとうって久しぶりに言われました。嬉しい言葉だね。」


僕「そうなんですね。でも、〇〇さんは優しい方だから、普段からありがとうという言葉はよく言われるのではないですか?」


患者さん「それがね・・・昔はなんでも自分のことは自分でできて、子どものこともあれこれと色々やってあげれて、人様に迷惑なんてかけたことがなかったんだけどね。歳を取るにつれて、年々自分でできないことが増えて、買い物行くときも病院にいくときも子どもに車で送り迎えしてもらわないといけない。最近では、ばあちゃん危ないからやらなくてもいいよ。俺がやっとくからあんまり動いたらだめって、家事のことや自分の身の回りのことまで息子から怒られることばっかり・・・。人からありがとうなんて言われたのは久しぶりでね。それに、今もこんな風に入院していて、みなさんに迷惑かけてしまうことばっかりで申し訳ないばかりで。私なんていなくなってしまった方がいいんじゃないかって何度も考えたりね・・。だからね、ありがとうって言われて、自分にもまだそんな風に感謝してくれることがあるんだって思うと嬉しくてね。こちらこそありがとう。」






僕はハッとしました。




患者さんにはそういう風に思っている人もいるんだ。って最初は思ったけど、今まで見てきた患者さんのことを思い返してみると、同じように自分の役割がなくなっていくことによって“存在価値”がなくなっている方をたくさん見てきた気がします・・




最近怒られてばっかり・・

自分はみんなに迷惑しかかけてない・・

生きる意味がない・・

自分がリハビリして生活に戻ったときにしたいことがない(希望がない)・・










・・そういうことか。




実際に患者さんの生活場面で治療をされている生活期のリハビリ担当者の方はこの辺りをよくご存知かもしれませんが、僕は日々の追われる業務のなかで見落としていました。




患者さん、その人にとって、ありがとうという言葉を表現することはその人そのものの存在価値を高めることに繋がります。


そして、僕たち理学療法士もしくはリハビリに携わる作業療法士、言語聴覚士、医師、看護師、その他患者さんと関わるあらゆる医療関係者はこれを一番に考えてその人の存在価値を高めるリハビリテーション医療を提供しなければなりません。

さらに、それを患者さんの周りを取り囲むご家族の方や地域の方々に理解してもらわなければ本当の意味でのその人そのものの“存在価値”は高めることができませんよね。





・・なんで今までこれにきちんと向きあってこれなかったんだろ。ちょっと前に職場であった櫃本先生の講演会で高齢者のこのような気持ちと自分達がこれからやるべき課題についてのお話を聞いていましたが、実際にそのような場面に遭遇しないと実感できなかった自分が恥ずかしいです( ´Д`)

講演会のときに、櫃本先生が以下の書籍を出してるから読んでみてくださいねーなんて言ってたのを適当に流し聞きしていましたが、上記をきちんとリハに生かしたいと思ったので仕事が終わって早速本を取り寄せてみました。患者さんのこのような現状を把握して、確実に今後の医療の先をいっている良い話をしていたのは覚えているのでちゃんと噛み砕いて読んでみます。



参考>櫃本真聿先生HP






今日の今日まで、僕は患者さんの“存在価値”について気がつくのが遅くて浅はかなリハビリしか提供できなかったかもしれないけど、これからこれをしっかり考えて頑張っていこうと思います。


理学療法士やっている間にこれに気がつけてよかったと思うし、このブログを見てくださる皆さんにも同じように考えてもらってリハビリを一緒に提供できたらいいなと思ったのでこの記事をかかせていただきました。



皆さんも自分の提供しているリハビリがその患者さんの“存在価値”を高めることができるようになるもなのかを改めて考え直してみてはいかがでしょうか?



そして、今すぐにでも一人一人へのありがとうを大切にしましょう!

僕たちも、

患者さんからの「ありがとう」
ご家族の方からの「ありがとう」
一緒に働いている仲間からの「ありがとう」


これらがあって自分の“存在価値”が高まることで頑張れているかと思います。
惜しみなくありがとうを言いましょう。







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以上で今日は終わりです。

最後までお読みいただきありがとうございました!
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